TOPに戻る / 目次 / 公開 2020/03/18 - 更新 2020/04/15
こちらの注意喚起記事も是非一度お目通しください
⚠️PixivSketchLiveを巡回していたらヤバいユーザーの存在を知ってしまった件⚠️


【重要】2020/04/15 追記
2020/04/14 の 14:35 頃行われたシステムメンテナンス以降、このページを作るきっかけとなった、
「およそ二か月にわたり発生していた、一部環境におけるChromeでの PixivSketchLive 配信映像の乱れ」は、解消されたものと思われます

以下、当時の記事をそのまま載せています
SketchLive配信に於けるFireFoxの使い勝手の悪さを知る分には、参考になるかもしれません



Chromeからの配信で映像が極端に乱れる

2020年2月ごろから、一部環境で配信映像が極端に乱れるという不具合が発生している模様
執筆者では再現性がない状態なので、複数配信者さんに伺った事やその場に居合わせた状況等のまとめです
( 自身でも再現できればもっと細かく検証が出来るのですが )
※ 例外的に、回線が極端に弱い..または回線の相性に起因するケースもあります

PixivSketch - ライブ機能で不具合が起きた (ヘルプ)
pixivSketch - 配信中の画面が崩れてしまいます (ヘルプ)

FireFoxに切り替えて配信するときの留意点

応急処置的にFireFoxでの配信を薦めていますが、元よりFireFox⇔SketchLiveの相性はあまり良くない様で、
配信操作はやや難ありな状態であったと記憶しています。

具体的には...

①. 自分の知る限り2020年2月頃迄はアプリケーション単体の取り込みが出来なかった
pixivSketch - Firefoxでアプリケーション共有が表示されない (ヘルプ)
>Firefoxの不具合のためアプリケーション共有の機能はなくなりました。
>恐れ入りますが、ウィンドウ共有もしくは全画面共有にて配信いただけますと幸いです。
(同年3月時点での説明を引用)

②. マイクや映像の切り替えがスムーズに行われない

...といった使い勝手(相性?)の悪さが目立ちました。

ですがどうやら、2020年2月頃に再度確認してみると、少なくとも自分の環境では
問題なくアプリケーション単体指定での取り込み 及び マイク(=音声経路)ありでの配信が出来ました

未だに一部環境下ではアプリケーション指定で躓く模様?

何故かは良く分からないのですが、FireFoxでの配信がすんなり通る方と、逆に躓いてしまう方がいらっしゃるようです。
居合わせた時の状況で記憶しているものだと以下の現象がありました

FireFoxでの配信スクリーンショット

以下2枚、いずれも記事執筆者本人の物です ( 2020年3月頃 )





その他、知見などまとめ

聞き取りメモ

(乱れなし)筆者別環境 : ノートPC (2020/03/26)

Win10 x32
CPU : Core i5 M520 2.4GHz
GPU : GeForce 310M
ドローイングソフト等は導入・稼働させていない環境にて検証
特段グレー化などの映像の乱れは感じなかった

ユーザーさん:A

Win10 メモリも潤沢。 GPUもクアドロが~みたいな話をされていた。
回線は光で、上りが500Mbps出ているとの事。
PC↔ルーター↔終端 はすべて有線で直結しており、無線の類ではない

プロバイダとプランは NTTの光ファミリー というもので、so-net をお使いとの事。
Chrome : 80.0.3987.106

ユーザーさん:B (2020/03/20)

数日前にChromeでキャッシュクリアしての配信は試した、との事 (継続した不具合)
Win10 メモリ 16GB
i5-8400 @ 2.80Ghz 2.81
AMD Radeon R7 200 Series
FireFoxに切り替え後、問題なく配信された。
Chromeアプデ後、 80.0.3987.149 になったとの事(未検証)

(問題の無かった)ユーザーさん:C (2020/03/20)

CPU : i3 8309U
GPU : Intel Iris Plus Graphics 655 (CPU内蔵)
ホスト側、ゲスト(同時配信参加)側、いずれも問題なかったとの事

ユーザーさん:D (2020/03/22)

CPU : Core2Duo P8700
GPU : オンボード 4500MHD
1月頃は問題なくChromeで配信できていたとの事
Chromeのハードウェアアクセラレーションを切ってもグレー化が解消できなかったとの報告あり
→ 良く考えたらGPUがオンボードなので、切っても同じものが適用されていたかも

ユーザーさん:E (2020/03/25)

CPU:i5-2410M CPU2.30GHz
GPU:Intel(R)HD graphics3000
譲り受けたというダイナブックのノートPCをお使いとの事。
FireFoxに切り替えたところ改善された

ハードウェアアクセラレーションをオフにすると改善されるケースも(非推奨)

GPUからCPUへ処理を任せる

Chromeのハードウェアアクセラレーション機能をオフにしたら、あからさまな乱れが起きなくなった(軽減された)
...というお話をお聞きしました。
恐らくこれを通すとエンコード周りもGPUからCPU処理依存に切り替わるので、
ブラウザがGPUを使う上で、何らかの映像不具合が発生している可能性が高そうです。

Chrome内部のバグ または Chrome⇔SketchLiveクライアントとの相性(≒利用しているエンコード形式やビットレート等のフォーマット)に起因するものかもしれません。

ただし、元からオンボードないしCPU内蔵グラフィックをお使いの場合、切っても同じグラフィック機能が使われる筈なので、改善の見込みは薄そうです。

加えて、この方法は「GPUを使ってダメだったので、CPU内蔵のグラフィック機能(があれば、それ)に切り替える」という別の選択肢を試しているだけに過ぎないので、
「GPU→乱れが発生→ハードウェアアクセラレーションを切ってCPU内蔵でも試す→やはりCPU内蔵のグラフィック機能でも相性が悪く乱れが発生」
...という運の悪いケースが起きる可能性もあります。

少なくとも、GPUに任せていた処理を敢えてCPUに回す行為ですので、負荷の面からも個人的にはあまり推奨していません
( 普段アニメーションなどの処理を多く行うソーシャル・ブラウザゲーム等で遊んでいる方は特に )

Chrome内部のバグや相性であると想定して話を進めた時

WebRTCで云々

chrome://webrtc-internals/ で WebRTCの状態を確認できる。
Stats Tables 内の RTCOutboundRTPVideoStream_XXXXXXX (outbound-rtp) みたいな項目を覗く

某クロージャ内の値
this.soraSession.sora.options = {
videoCodecType: "H264" ,
audioBitRate: 128 ,
multistream: true ,
};

2020/01/07 のChrome(Chromium)

Chrome Releases
GoogleChrome 2020/01/07 79.0.3945.117 (x64) に相当する Chromium
https://commondatastorage.googleapis.com/chromium-browser-snapshots/index.html?prefix=Win_x64/706915/

2020/03/22 明け方に見かけた事象

・サムネイルがグレー化している配信枠があった
・覗いた所、かなりの頻度でグレー化していた
・数分ののち、裏作業の一環として配信主さんがモザイクモードに切り替えた
・モザイクに切り替えた瞬間および数十秒にわたるモザイクモード中、グレー化は一切なかった
・モザイクモードから標準の配信映像に戻したところ、グレー化が解消されていた
 └少なくとも観測する限り数十分の間は全く問題が起きていない

同月、25日 明け方に見かけた別の配信者さん (前例 ユーザー:E氏 に相当)
試しにモザイクモードに切り替えていただいた所、極端なグレー化現象は収まった
しかし暫くののち通常取り込みに切り替えると、再び乱れが発生した

2020/04/10 朝に見かけた事象

・小説原稿配信枠があった
・ネタバレの為か、モザイクモードをONにしていたようで、画面全体がモザイク状態となっていた
・同時に、画面の乱れと思わしき現象が起きていた

見た映像から逆算する限り、まずグレー化・滝現象が発生し、その状態の映像に後付けでモザイクが掛かっているように見受けられた