TOPに戻る / 公開 2018/09/23
pixiv Sketch live でマイク音声と一緒に、BGMとかボイロ等の特殊読み上げを流したい人向けの記事
概要
- Pixiv Sketch Live で、マイク音声 + PC上の再生音(BGMやボイロ読み上げ等)を、混ぜ込んで配信したい人向け
- 簡易ステレオミキサーでありがちな、自分の声が自分に聞こえてしまう現象を解決できる
2020/02/26 追記:このページとは異なる新手法を別記事にて公開
この記事を書くにあたって
無料でステレオミキサーを入れよう!!(仮想ステレオミキサー)さんのページを激しく参考にしています。
書いてあることや手順は、ほぼそのままです。
唯一違うのは、Pixiv Sketch Live に特化している事くらいです。
上記の記事にたどり着けたから、自分も 仮想サウンドカード + アマミキ!の組み合わせで、
意図したステミキ環境で渋配信を行う事が出来ました。
この場を借りて謝辞です!めっちゃ謝辞です!!!(やや日本語がおかしい)
筆者の環境はWindows10なので、いまだに7を使い続けてる人や8.x系の方とは、一部表記が異なるかもしれません
必要な2つのソフト (どちらも無料)
いわゆる仮想サウンドカードです
Windowsの場合は 64bit と 32bit に応じて、配布されているファイルが分かれています
お使いのPC環境によって異なりますので、どちらが適しているのか分からない場合は、
windows ビット数 確認 とかで検索してみてください
別途有料ソフトが必要と書いてありますが、それは録画などが出来る別ソフトの話であり、
今回利用するのは、配布ファイル中に同梱されている「アマミキ!」というソフトなので、特に気にしなくてOKです
バージョンは「アマレコTV Live アマミキ! Ver3.10」との事
[1]:NETDUETTO β2 をインストール
こちらは普通にインストールしてOKです。
途中、こんな感じのメッセージも出てきますが、必要なものなので省かずにインストールしてください
[2]:AmaRecTV Live機能をインストール
live_setup300.exe を起動して、AmaRecTV Live という機能をインストールしてください
[2.5]:サウンドプロパティから、既存のステミキ機能を切っておく(重要)
既にPC音とマイク音声を混ぜ込んで配信しようとしてアレコレ設定を弄っている場合、
過去に変更された設定に影響され、アマレコ上での意図しない動作や混乱のもとになる可能性が非常に高いです。
特に、windowsのサウンド機能から「再生」や「録音」のタブで機能を弄っていた場合、
マイクのプロパティにある「このデバイスを聴く」を切り忘れないようにしましょう
このページを見ている大抵の方は、ここのチェックを入れている(入れていた)事があるはず...
[3]:アマミキ!を起動
アマミキ!本体である、AmaMix.exe を起動させます
最初に、メッセージと共に設定画面が出てきます。
この画面は、アマミキの「設定」メニューからいつでも表示できます
[3.5]:アマミキ!起動時にCoreエラーが発生する場合
自分はこのエラーに遭遇した記憶が無いのですが、「Coreの使用エラー」なるものが存在するようです
このエラーに遭遇した場合は、Windowsのサウンド機能から、再生タブ→利用しているデバイスのプロパティを開き、
「詳細」タブから、サンプルレートとビットレートの組み合わせを、
「(2ch) 16ビット , 48,000Hz (DVD音質) 」にする良いとの事
[4]:アマミキ!の設定を弄る ~録音デバイス編~
アマミキ!の録音デバイスでは、利用できる音の経路が4つ用意されています。
そのうち2つを用いて、それぞれ「PC上で再生されている音」(緑色の領域)用の設定と、
「マイクから入力される音声」(赤色の領域)用の設定を行います
「普段使っている再生デバイス」を選択する場合、
ゲーミング用や音声通話用のヘッドセット等から、普段PC音を聴いているケースがあれば、そのデバイスにしてください
「普段使っているマイク(音声入力デバイス)」に関しても同様で、
ノートPC内蔵のマイクをはじめ、別売りのUSBを経由して入力するタイプのデバイスや、
通話用ヘッドセット等、一人一人の環境によって異なると思います
[5]:アマミキ!の設定を弄る ~再生デバイス&ライブ機能編~
手順[4]で表示させた「録音デバイス」タブの隣にある「再生デバイス」タブおよび「ライブ機能」タブで設定を弄ります。
ほぼ画像の通りで問題ありません。
アマミキ本体の再生用チェックは、あくまで確認用であり、配信に於いては不要なので普段は OFF に。
逆にその下の配信用チェックは、そのラインから取り込んだ音を、
実際に配信デバイスへ送り出す[有効/無効]を切り替えるチェックとなっていますので、
こちらは有効にするため ON にしてください。
また「ライブ機能」タブにある AmaRecTV Live の「ライブ機能を使う」にもチェックを入れておきます
右側「配信デバイス」の項目に「ライン(Yamaha NETDUETTO Driver)」の項目が無い場合は、
正しくインストールされていない可能性が高いです。
( 念のため、PC再起動などを行ったうえで、それでも表示されない場合は、
再インストールやソフトの対応ビット数(32か64)が合っているかなどを確認してみてください )
[6]:音量などのテスト・確認を行う
アマミキ本体のメニューから「ツール」を開くと、セルフ確認機能を利用できます
「録音」ボタンを長押ししながら、BGMを流しつつ、マイクに向かって喋るなどします
この時、本来配信に乗せる音のラインが一時的に録音されます。
「録音」を終えた後「再生」ボタンを長押しすると、その間だけ先程の録音されたラインが再生されます
実際に配信せずとも、音量やバランスがある程度一人で確認できるので、
微調整はさておき、予めこの機能で大まかな設定をしておくのも良いでしょう。
また、上の画像では触れていませんが、最適なボリューム調整なども環境によってかなり変動します。
スクリーンショット上のバランスは筆者にとっての最適設定なのであてにせず、
自身の耳と普段の再生ボリュームなど引き合いにして設定した方が良いと思います
[7]:SketchLiveで配信
設定が完了した状態のアマミキ!を起動させたまま、SkechLiveで配信を開始します。
この時、マイクのデバイスを「ライン(Yamaha NETDUETTO Driver)」に必ず変更してください
仕組みとしては、マイクとPCからの音をアマミキ!が回収し、それを纏め、NETDUETTOのデバイスに放り投げます。
そして、配信時に入力(マイクのデバイス)を NETDUETTO にする事で、そのまとめた音を、更にNETDUETTOがブラウザに放り投げます。
これにより、マイクとPCの音がどちらも乗ってくれる..という寸法です。
仮想サウンドカードの存在により、音の処理が独立しているので、
従来のように(人によっては)ステミキを使うために、自分の声が自分に聞こえるといった負担から解放されます
その他留意事項
ステレオミキサーを利用するという事は、実質PCで再生されている音を、そのまま配信に載せるという事でもあります。
Pixiv Sketch Live は、その特性上、複数人で通話を行いながら配信を行う場面でもステミキを利用すると、
相手の声を一度PCで拾い、それをまた相手に送り返す事となりますので、注意が必要です。
複数人で作業配信を行う場合、マイクの入力デバイスを、デフォルト(またはいつも通り使っている)のマイクに戻しておきましょう。